木曜日の夜

音楽の話とか、シンガポールの思い出とか。

双子で生まれてくるということ(追記あり)

 

この記事は2022年3月に書かれたものですが、学際科学科B群 Advent Calendar 2023に掲載するにあたり、少し追記しています。

 

qiita.com

 

まずは、元の記事をご覧ください。

 

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タイトルがやたらとカッコつけていますが、そんなにたいそうな話はしません(できません)のでご了承を。

 

 

2001年某月、名古屋のとある病院でぼくは双子の片割れとして生まれました。双子といっても、完全に同時に生まれてきたわけではなく、5分差の弟として誕生させていただきました。

 

ぼくたちは一応、一卵性双生児ってやつです。幼い頃のぼくたちは、親でも見間違えるほど似ていました。今はそこまで似ていませんが、双子だと言われれば納得できるくらいではあります。

 

そんなぼくですが、片割れの兄(以下、相方と呼びます)とはかなり仲がよく、生まれてこの方ほとんどケンカをしたことはありません。相方が高専に入学して寮に入ってしまったあとも毎日のようにLINEでメッセージのやりとりをしていたし、今ぼくが東京に引っ越してからもつまらない話をし続けています。また、仲の良さの証として、ぼくが各所で使っているIDに含まれる文字列"mkyb"があります。特に意味はないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。これは、ぼくたち2人の名前の頭文字(mが相方、kがぼく)に、「弟」="younger brother"の頭文字"yb"を加えたものだったのです。これは驚愕の事実ですね。こんな謎文字列をことあるごとにIDに含ませるほど、ぼくは相方のことを愛しているということです。お分かりいただけたでしょうか。

 

そして何を隠そう、相方は来年度(2022年度)から我らが東大に編入学して、同じ学年にやってくるという奇跡が起こりました。これは、ぼくが計画的な浪人を行い、相方が相当な努力のもと編入試験を勝ち抜いたからこそです。ありがたい話です。

 

さて、双子というものは世間的にはある程度珍しい存在です。双子であるというだけでそこそこ話のネタになるし、他人に覚えてもらいやすくなったりします。小さい頃は、「色違いの服を着た、同じ顔の子が仲良く並んで歩いている」ということで、みんなに可愛がられたものです。ここまで聞くと、双子っていいなあ、と思ってしまうでしょう。事実、ぼくたち当事者も、多少のもめごと(何でも半分に分けないといけないとか、共用のものが多いとか)を除いては、特に不満なく幼少期を過ごしていました。

 

ただ、そんな楽しい時代も過ぎ去って、高校に入ったあたりからはそんな恩恵も感じられなくなります。双子であることの最大のメリットである、「学年が同じ2人がひとつ屋根の下で暮らすこと」ができなかったからです。離れて暮らしているため密接なコミュニケーションはとれず、さらに相方は高専生なので勉強内容が恐ろしくかけ離れていました。ぼくは双子というアイデンティティを失って、虚無感のただよう高校生活を送りました。などと書いていますが、別に高校が楽しくなかったのと双子の話は実際あまり関係なかったです。ごめんなさい。自分がコミュ障だっただけです。

 

そして今、大学に入って一人暮らしを始めたぼくですが、最近また「双子でよかった」と感じはじめました。その理由は、「話し相手ができるから」です。一人暮らしの最大の欠点の1つは、「家に帰ってしまえば出るまで無言」であることです。家事をしながら、勉強しながらの独り言を除けば、家の中には不穏な静寂が広がり、気分は最悪です。それもあって最近さらに音楽愛が増してきているのですが、その話はまた追って書きます。しかしここに相方がやってくれば、いつでも気軽に話ができるし、そうでなくても何かしら人間の生活音がプラスされることでしょう。これで今後のぼくのQOLもうなぎ登り間違いなしですね。ありがとうございます。

 

双子って素晴らしい。そう思ってくれた方が少しでもいらっしゃることを祈っております。

 

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以上が元の記事になります。

2年弱しか経っていないのに今見るとかなり香ばしい文章で本当に恥ずかしいです。

アドカレの期間が終わったらすぐ消そうと思います。

 

内容についてはほとんど事実ですが、実際2人暮らしを始めるといろいろとトラブルも多く、QOLがうなぎ登り間違いなしということはないです。

ただ、自分の性格上おろそかになってしまう部分など、本当に助けてもらっていることも多いので、相方には感謝しています。

相方は頭も良いので、本当に頭が上がりません。いつどこでこんなにも差が生まれてしまったんでしょうか

機械Bのみなさんいつも兄がお世話になっております。今後ともよろしくお願いいたします。

 

記事書くのサボって過去記事を流用してしまいすみませんでした。次の記事はちゃんと書きます